愛犬と楽しい生活を

たった10年20年という長くも短い一生を私達の隣で過ごしてくれる大切なパートナーへ

最高のパートナーとなってくれる家族との出会い。

初めまして。
現在5歳の息子を持つシングルマザーです。
現在シェルティの「ハク」を飼っています。



私は生まれた時から犬や動物に囲まれた生活をしており、一緒にいるのが当たり前の毎日でした。お出かけに行くにしても毎回ではないにしろ

一緒に行ける場所を。
一緒に泊まれるところを。


本当に本当に大好きでした。


そんな私がシングルマザーになり、家を出て子供と2人で生活している時は毎日毎日想像していた以上に大変で、実家で飼っている子に癒しを求めに会いに行ったりしていました。

私の実家で飼っていた子はシェルティだったのですが、物凄く臆病で、初めての散歩の時は後ろ足の間に尻尾を巻き込んでお座りしたりと、歩けるようになるまで結構長い時間がかかりました。


家に帰ってくると足音でわかるのか、バスの音でわかるのか玄関前で吠えている声が聞こえてきていました。

その時犬とうさぎ、鳥を飼っていたのですが
みんなその子なりに朝起きると挨拶をしてくれるんですよね

顔中を舐め回したり、ゲージに鼻を押し付けて変な顔をしたり、キュキュキュー!!!と鳴いてくれたり。


鳥の場合朝だけ鳴き声が全然違ったのであれは絶対朝の挨拶だったと思います。
うさぎの場合それが挨拶だったのかどうかわかりませんが(笑)

なにせ呼んでも聞こえないふりをされる事が多くて…(笑)
私が勝手に挨拶をしてくれているんだろうな。と解釈をしていました

私小さい頃から大型犬が大好きでした。
ワイマラナー・オーストラリアンシェパード・ドーベルマンボルゾイシベリアンハスキー・ダルメシアン

辞書や図鑑、基準によって大型、中型、小型にばらつきはありますが(大型犬と記載していますが中型犬と言われている種類も含まれています)


私はずっと大きな犬をずっと飼うのが夢でした。これは私自身の感覚なので

「こんな感覚の人もいるんだ〜」

程度に流して読んで頂ければと思います。
私自身、犬はペットとしてではなくパートナーとして一緒に生活していきたいと考えています。


もちろん小型犬も中型犬も大型犬も飼い主の立派なパートナーになります。
ですが、どうしても小型犬だと私はパートナーとしてではなくペットとして見えてしまうような気がして、ずっと大きな犬を飼いたいと思っていました。


ただ、小さな犬も大好きです。
キャバリア・ノーフォークテリア・チワワ・ポメラニアン・イタグレ・ダックスフント

ちょこまか一生懸命歩く姿は見ていて本当に可愛いし大型犬や中型犬とは違った可愛さがあると思います。

また中型犬には中型犬の
大型犬には大型犬の良いところがありますし、自分のライフスタイルによってそこからまた自分に合う犬種が分かれていったり
その犬種に合わせた生活をしたりと、色々考える事はありますが、それぞれの犬にそれぞれの可愛さや良さがあります。

それをわかった上でも頼もしくて力強さを感じられる大型犬への憧れがありました。
自分のライフスタイルや飼育環境ではやはり大型犬は無理。
でも何とか大型犬に合わせた生活をしてでも大型犬を飼いたい


そう思っていましたが


今飼っている子は最初にも書いていますがシェルティです。何故あれだけ大型犬に憧れて大型犬にこだわっていた私が中型犬(小型)のシェルティにしたのか。

ハクは後に私に大切な事を教えてくれ、それによって私は自分の考え方や感じ方。そして価値観が変わることになりました。

最初シェルティは自分がずっと飼っていた犬種なので別の犬種を飼ってみたいという思いもあり、選択肢から外していました。


一番興味のあったオーストラリアンシェパードのブリーダーさんに連絡を取り、相談という形で、私の考えや思い。そして気持ち等を伝えて2時間ほどお電話でお話をしてもらいました。


物凄く対応が良く、犬の事を真剣に考えていているのが伝わってくる方でした。色々考えさせられる言葉を頂きました。


息子が、女の子だったら家の中に男の子が自分だけになるから男の子が欲しい!と言っていたので男の子を探していたのですが、男の子は比較的女の子に比べると元気な子が多いようなので

大型犬の場合は育てなれた人の方がいいかもしれない。教えて頂きました。

そして、小さなお子様がいるから。ということで、子犬ではなくある程度しつけの入った女の子を探して連絡をしてくれました。
まさか自分に合った子を探してくれていたなんて夢にも思っていなくて本当に嬉しかったです。

小さい子供がいる私にはやっぱり女の子の方がいいかもしれない。話を聞いていてそう思いました。
私達に合った子を探してくれていた事も物凄く嬉しかったのですが、やはり自分が飼いたいからといって簡単に「その子でお願いします」とは言えませんでした。
決断をまだ出せない不安が胸の奥にあったからです。


大型犬を飼うに当たり日々の食費やしつけ。また、どの犬種にも言えることですが

特に大型犬はしつけがきちんとできてなかったら大惨事になることもあります。

それは個々の性格等にもよるかもしれません。一概に大型犬だから…という訳ではないのですが

小型犬と大型犬では力の差も当たり前ですが違います。
ちょっとした同じようなイタズラも大型犬と小型犬では差があります。
運動量はシェルティも多い部類に入ると思うのですが、それでも大型犬の方が多いと思います。(大型犬だから一概に運動量が多いとは限らず、犬種により運動方法が変わったり量が変わったりはしますが…)


どんな犬種でも大小関わらず最期まできちんと面倒を見てあげないといけません。

大型犬の場合はもちろん体重も重いので、病気になった時や身体を悪くした時、そして歳を取った時に、階段や段差の上り下りを抱っこしてあげなければいけなくなるかもしれません。

薬やペットホテル、ワクチン、手術や保険

体重によって金額の変わるものが大半です。
その金額も倍以上変わるものもあります。


そういう現実的な事を考えた際に、一つ一つの金額は大丈夫だと思っていても
日々積み重なっていきます。


子供のための貯金もしてあげたいし、今後子供にお金がかかってくる。
大切なのは気持ち。という方もいますが、気持ちや意気込みだけではどうしようもできない事もあります。


大丈夫。なんとかする。と考えていたとしても、もし何とかできなかったら…?

一番の被害者はわんちゃんになります。

色々考えた結果私にはやはり少し小さめの中型犬が合っていると思いました。

沢山のブリーダーさんの子犬を見ては早く飼いたいなぁ〜と妄想を膨らませていました。


もちろんすぐに飼うつもりはありませんでしたし、何よりその時住んでいたマンションはペット不可の賃貸マンション。


「こんな子いいなぁ」 「こんな子も可愛いなぁ」
本当に沢山の可愛い子たちで溢れかえっていました。一緒に生活する後継を思い浮かべてはニヤついてしまったり(笑)

でもやっぱりシェルティ以外の犬種とはいえ、今までずっと一緒に過ごしてきた犬種なので子犬等を見ると、どうしても目がいってしまうんです(笑)


「この子がいい!」「どうしてもこの子が欲しい!」「この子を迎えないと絶対私今後後悔する」

という子に出会うのは遅くはありませんでした。初めて見た時、ピンッと来ました。
美人さんとか男前とかではなく


おとぼけた顔に、本当に綺麗な逆三角形の顔
タレ目でちょっと困り顔でぺしゃっとした顔
物凄く愛嬌があったんです


即ブリーダーさんに連絡を取らせていただきました。


ペット不可の賃貸マンションに住んでいたのでまず引越しするまでの間お世話をしてもらえるかを聞きOKを頂きました。


そこから1週間ほどでペット可のマンションに引越し子犬を引き取る準備をしました。
大体1ヵ月近くかかりましたが



最初欲しいと思っていた大型犬を選ばなかった事を後悔した事はありません。

今とても幸せです。

この子に出会えて良かったと心から思います。


あれだけ大型犬に憧れていた私
シェルティは今まで飼っていたから別の種類をと思っていた私ですが


出会いって本当にわからないですよね。


ですが、この時点ではまだ小型犬はペットとしてしか感じれない気がするという考えは変わっていませんでした。


しかしハクは、生後半年頃体重が3.5kg程だったのです。
今まで飼っていた子達は10kg程

父親が少し小柄とは書いていたのですが、私の中で小柄といえどそこまで小さい子は見たことがなかったので物凄く心配になりました。

まだ大きくなるとはいえ3.5から10kgを超えることは無いだろうと思っていました。

動物病院に行ってフィラリアの薬を貰ってもパッケージはチワワ

チワワみたいやなぁ!と獣医さんにも言われました。チワワと言えば超小型です。

サイズはそこまで大きくならないとの事で、大きくなってもあとひと回りくらい。と言われました。


病院帰り、前を歩いているハクを見ながら「この子は小さいままなのかぁ…もうちょっと大きくなって欲しかったなぁ」と考えていました。

そんな事を考えている私をよそに


一生懸命歩いているハク。
小さいながらにも頑張って歩いているハク。

生まれてまだ半年
初めて見る世界に戸惑い喜びながらもしっかり歩いているハク。


自分が考えている事が申し訳なく思いました。


ありのままの姿や体型を受け入れてもらえない気持ち

この子は何も悪くない。まだ生まれて半年の子犬。ただ周りの子より少し小さいだけ。私達と同じように感情だってあるし、

散歩に連れて行く。お出かけに連れて行く。
ちょっと遊んであげる

たったそれだけでも物凄く喜んで
「もっと遊んでーっ」と寄ってきてくれるハク

人間みたいに「この人は顔がこうだ」「この人は少し偏屈だから」「この人は他の人と違うから」だなんて考えたりしません。

愛情を注げば、どんな飼い主であろうとありのままを受け入れてくれます。


本当に一瞬の間に色々な感情が頭をよぎりました。
小さい頃からずっと小型犬は可愛いけど…と思っていた私の考えが変わった瞬間でした。

なんかもう本当にスッキリしました。



小さくても私にとっては大切な家族。
ペットなんかじゃなく大切な家族。

大きさなんて私が思っていた程重要なものではありませんでした。

息子を見ていても
ペットというより友達として。兄弟として接してくれているように思います。


そして今はこう思います。

小さいからって子犬の時はペットとして。成犬になってからはパートナーとしてって見方が変わるわけではなく

子犬の頃からもう既に大切な家族なのです。
私は根本から考え方がズレていたのです。
そりゃ「力強くて頼もしいパートナー」が好きな人なら大型犬がいいかもしれません。


好みはありますが、大きいからパートナー。小さいからパートナーとして見られないかもしれない。そんな事ありませんでした。


ハクを迎えた時からハクは私たち家族にとっていなければならない存在になりました。

小さい子犬の時から既にハクは私の中で大切な家族となっていたのです。
身体は小さくても、その存在はとても大きなものでした。

そして、時が経つにつれ最高のパートナーとなってくれると思っています。

パートナーは大きさで決まるものではなく、過ごした時間や信頼関係が自然とそう導いてくれるものだと私は感じました。


動物病院で普通より大分小さいと言われた時、私の息子は

「ハク死んじゃうの?他の子より小さかったら死んじゃうの?」

と泣いていました。
私は大きさについて気にして
息子はハクがいなくなっちゃうのか。小さいと死んじゃうのかと心配して泣いて

本当に反省しました。

私は息子とハクに本当に大切な事に気付かせてもらいました。

無理して憧れていた犬種を選ぶより、自分に合った子。もしくは自分自身が負担にならない程度に合わせて生活できる犬種が自分にとって最高のパートナーになってくれるんだと思います。

最後にもう1度言いますが、あくまでもこれは私がそう感じているというだけなので「こういう考えの人もいるんだなぁ」程度に捉えてくれればと思います。



長くなりましたがここまで読んでくれた方
本当にありがとうございます。